初めての低血糖 パート3
低血糖の危機的状況から救ってくれるのはぶどう糖。分かってはいるのですが、スーパーで発見できなかった私には、なす術がありません。ないものはないのです。
低血糖になるとどんな症状が現れるのか、また、その対処方法については、病院でも絵を見せられ、ブログからも情報を得てはいましたが、他人様の経験談を読んでいるのと自分の身に実際に起こるのとでは雲泥の差です。測定値の数字が間違っているのでは?とも思いましたが、間違いでないことは身体が教えてくれました。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、未経験の具合の悪さと心細さ、不安でパニックでした。
そのとき、目に入ったのはミントのタブレット。食後の歯磨き代わりやさっぱりしたい時に食べる為に持ち歩いていました。いくつ食べたか覚えていません。あるだけ全部食べて、しばらく横たわっていました。
・・・どのくらい時間がたったのか・・・
動けるようになった私は、寒気を感じて、あたたかい飲み物が欲しいと思いました。いつもはストレートで飲む紅茶に砂糖をたくさん投入し、バナナを食べました。
徐々に身体があたたまってきて、少しずつ身体が回復してくのを実感。救急車のお世話にならずにすみました。
後日、チェックすると、ミントのタブレットはじゃがいもに匹敵するカーボ量でした。
子供のころに食べていたヨーグレット、ハイレモン。私を救ってくれたのは、これらによく似たミントタブレットでした。
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ようやく咲きました
今年は例年よりも咲くのが遅かったです。3月に入ってもつぼみも見られず、今年は咲かないのかとやきもきしてたら、2週間位前にようやく咲きました。
天の川という日本の桜です。近所のお花屋さんで苗を購入しました。
毎日、眺めています。とっても癒されます。
桜の苗 【天の川桜】
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初めての低血糖 パート2
低血糖になったときに食べなさいと指示されていたもの。ハイチュウのような形で、棒状になっていました。
スーパーに売ってると教えてくれたので、近所のスーパーへ。すぐに見つけられると思ったのに、全然見つかりません。乳製品や野菜コーナーまで見たのに、ありません。このスーパーにおいていないのか?それとも売り切れなのか?途方にくれました。
商品名がわからず、単語も不明で、お店の人に理解してもらえるとは到底思えなかったので、出直すことにしました。
ブログを渡り歩いているうちに、低血糖の時にはぶどう糖を食べる、ということがわかってきました。そういえば、病院ですぐに血糖値をあげるために食べると説明されました。お菓子のようだとは思っていましたが、ハイチュウならぬ、ぶどう糖だ、と解釈。
再度、商品名を確認しようと思っていた矢先の低血糖でした。
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初めての低血糖
その日、昼食を楽しんでいた手が止まりました。はて、、、何か忘れてる、、、それは出会ったばかりの新習慣、食前の測定とラピッド。おなかがすいていた私は、今までと同じようにご飯を食べていたのです。手帳を見ると、案の定、その日の朝の記録で終わっていて、お昼前の値は空欄でした。既に半分は食べ終わっていましたが、ラピッド。
・・・・なんかおかしいと思い始めたのが、数時間後。まず寒気がして、冷や汗が出てきました。そして、心臓がばくばくして、立っていられません。なんだ、これは。まったくもって未知の世界です。測定するとこれまた未知の数字が表示されました。これが低血糖・・・どうするんだっけ・・・それまで高血糖続きで、高血糖対策、および対処方法は何とかわかってきていたのですが、低血糖になったのは、初めてでした。
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恐るべし、じゃがいも
たまたま読んだ雑誌に体の調子を整える特集が掲載されていました。一型が判明する半年前くらいから、体がおかしいと感じていた私は、掲載されていた料理法を取り入れていました。今となってはうろ覚えですが、野菜、海藻を食べるといった方法だったかと思います。手に入る材料で代用させ、野菜たっぷりスープを毎日一食は食べていました。日によって、きのこを入れたり、豆を入れたり、カレー味にしたり、と味を変えて楽しんでいました。
退院一日目の夕食に早速、野菜たっぷりスープを満喫。普段通りに過ごして、寝る前に初めての血糖値自己計測。表示された数字を見て、目が点になりました。高血糖ということはわかったのですが、どうすればいいんだっけ・・・。通常の血糖値の場合に必要なインシュリンの量とそれ以上の時は2単位増やすという自分で書いたメモ(病院で指示された際に、日本語でメモっていたようです)を見つけ、レベミルを2単位増やして寝ました。
翌朝、昨晩よりはさがっているものの、高血糖。2単位増やしてラピッド。
お米食べていないのになぜあがるのか??病院でもらった冊子を見て、カーボ、カーボとつぶやきながらチェック。現地語で書かれているので英和辞典のようにはいきません。スープに入れた食材ごとに見ていくと、カーボがダントツのもの発見!それは、たくさんの国の主食となっているじゃがいも。じゃがいもの入っていた袋を見ると、成分表が書いてある!この経験から、スーパーで買い物に行くと、ありとあらゆる食材の成分表をチェックする習慣がついてしまいました。
後日、この日の血糖値を見た先生は、「パーティーだった?」と言いました。
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試行錯誤の日々がはじまる
自宅に戻った私が最初に行ったのは、辞書引き。
まずは英和辞典。D、I、A、と探していって、日本語訳は、糖尿病。やっぱり・・・。そのあと、引いたのが家庭の医学。そこで初めて1型と2型があるということが理解。病院で、「あなたはタイプ1」と何度も言われたのですが、全然理解していませんでした。家庭の医学を読み進めるうち、先生が書いてくれたあの絵の意味がなんとなくわかってきました。そして、甲状腺の病気は糖尿病の原因となるとの文章を読み、くらくらしました。甲状腺も膵臓も体の他の臓器(胃とか心臓とか)に比べればマイナーなのに、こんな重要な仕事をしてくれていたとは、全然知りませんでした。
1週間、日本語に接していなかった私は、コンピューターの画面とにらめっこしながら、情報を得るのに必死でした。病気の症状、インシュリンとは何か、ラピッドとレベミルの違い、合併症などなど、すべてネットと同じ病気の方がつづるブログが教えてくれました。病院でも説明があったのですが、やはり日本語での理解に勝るものはありません。ネットがなかったらどうなっていたのかしら、私・・・・
毎日の血糖値のコントロール、はたまた通常の生活にかかわる諸々、何とか治る方法はないのかと切望し、試行錯誤の毎日がはじまりました。
デイリーコンサイス英和辞典第9版 [ 三省堂 ]
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家庭の医学第3版 オールカラー版 [ 川名正敏 ]
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初めての入院
ホームドクターの予言通り入院することになった私。初めての入院です。ベッドに荷物と一緒に乗せられた後、そのまま廊下を進み、エレベーターへ。ジェットコースターみたいと思っていたら、病室へ到着。4人部屋ですでに2名、入室していました。
病室移動の前に、病名とその説明がありました。絵を描いて説明してくれたのですが、日本語での病名がわからないので、うなずいていはいるものの、100%理解は不可能でした。説明の中に出てくるインシュリン、という単語はわかりましたので、糖尿病???とは思いましたが、確信がもてませんでした。この時は、病気の名前は知っていたものの、あとの知識は皆無でした。
インシュリン治療が始まり、一日に何度も血糖値を測られました。夜中に起こされたときは、・・・飛行機の中だっけ・・?と看護師さんをスチュワーデスさんと勘違い。
8時に朝食、10時30分にお茶、12時に昼食、15時にお茶、17時に夕食と規則正しい日々が始まりました。食事前に血糖値を測り、あとは自由でした。とにかく眠くて、日中でも寝てばかりいました。食事や飲み物は自分の好きなものを頼めました。
いったいいつ帰れるのか、不安に思いつつ、看護師さんの働きぶりには感心しきり。
何日か過ぎたころ、訪問者がありました。血糖値の機械と針などのセット、インシュリンを渡され、これから毎日必要なことを教えてもらいました。最初からカーボカウント指導で、肉、魚、たまご、チーズを食べるときはインシュリンはいらないということ、低血糖と高血糖の症状、対処の仕方、今後の方針等々、説明されました。
ノボラピッドとレベミルの量が決定し、一週間で退院しました。